歳月列車

米国での日常、そして、忘れえぬ日本の思い出

2022-01-15から1日間の記事一覧

摂津本山に暮らした日々

もう20年ほど前、仕事を始めてからまだ間もない頃、この駅から徒歩10分ほどのところで一人暮らしをしていた。実家から大学に通っていた僕にとっては、これが初めての一人暮らしだった。給料は安く、住まいは小さかったが(20平米ほどのワンルームで、確か家…

懐かしき場所たち

アメリカ暮らしもそろそろ20年。生活の基盤も家族もこっちにあり、すっかり定住していますが、今でも日本、特に神戸をはじめとする関西の街々を思わない日はありません。織田作之助が「木の都」という短い小説の中で、幼い頃住んでいた大阪の上町台地の口…