歳月列車

米国での日常、そして、忘れえぬ日本の思い出

日本各地の思い出

沖縄と父の思い出

死んだ父が夢に出てきた。僕は一時帰国中で両親の家に滞在しており、父と居間で普段どおりの会話をしている。最終的に父の命を奪うことになる病はまだそれほど進行してはいないようで、よく喋り、体も普通に動いている。と、唐突に「お前に会えるのもこれが…

上高地の流れ星

出典:pixabay (https://pixabay.com/ja/photos/上高地-河童橋-梓川-日本-356968/) 僕の住むアメリカ東部の街は、決して大都会と呼べるほどの規模ではないが、それでも、日が暮れてから帰宅するときなど、高速の向こうに見えるダウンタウンのビル群は煌々と…

福山の先輩、尾道への旅

高校時代に同じ部活に所属し、慕っていた先輩が広島は福山の大学に通っていた。90年代初頭のある夏、この先輩を訪ねて福山まで遊びにいった。電話で話していて、暇やったら遊びに来いやと言われ、明日はどない、という具合にトントン拍子に話が決まった。 神…

札幌の思い出

北大キャンパス 6年ほど前まで札幌を訪れることが多かった。一回の滞在は短く、1週間ほど、長くても2週間だったが、それまでの7、8年は定期的に来札し仕事をこなしていた。はじめて札幌の地を踏んだのは、5月の連休の直後、空気の冷たさはまだ冬のそれで、当…