歳月列車

米国での日常、そして、忘れえぬ日本の思い出

自家製納豆

日本を遠く離れて20年ほど経つが、日本の食べ物を思わない日はない。幸い、歩いてすぐのところに日本の食材を専門とする店があるので、醤油切らしたとか、今日は味噌汁に油揚げがほしいなとか、いうときはとても便利だ。 ただ、問題は値段。豆腐とか米とかは…

マルミタコ Marmitako

今僕が住んでいるのは、アメリカ東部の中規模都市です。一番近場の大都市は首都ワシントンになります。アメリカの都市部で現在起こっているインフレは、けっこうすさまじく、この1年で実に7%の上昇だったそうです。僕の給料は7%も上がっていないので、しが…

摂津本山に暮らした日々

もう20年ほど前、仕事を始めてからまだ間もない頃、この駅から徒歩10分ほどのところで一人暮らしをしていた。実家から大学に通っていた僕にとっては、これが初めての一人暮らしだった。給料は安く、住まいは小さかったが(20平米ほどのワンルームで、確か家…

懐かしき場所たち

アメリカ暮らしもそろそろ20年。生活の基盤も家族もこっちにあり、すっかり定住していますが、今でも日本、特に神戸をはじめとする関西の街々を思わない日はありません。織田作之助が「木の都」という短い小説の中で、幼い頃住んでいた大阪の上町台地の口…

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